製造用剤

  「製造用剤」とは食品の製造や加工に必要な食品添加物日持ち向上剤結着剤消泡剤抽出用剤ろ過助剤グレ‐ズ剤酵素豆腐凝固剤pH調整剤かんすいなどがある

   この中の日持ち向上剤結着剤消泡剤グレーズ剤抽出用剤濾過助剤は「製造用剤」として分類されるが、いわゆる業界用語的なもので食品添加物の正式な用途名でない
   表示では一括表示物質名で表示されたり、加工助剤などとして使うと表示されない場合が多い(酵素、豆腐凝固剤、pH調整剤、かんすいなどはそれぞれの項で詳しい説明があるのでそちらを参照して欲しい)
   特に抽出用剤濾過助剤は「製品完成前に除去される」ので加工助剤となり、表示されることはなく私達の目には留まらない

日持ち向上剤
  日持ち向上剤 は食品の腐敗遅らせるために使用するが、殺菌料保存料より効果が薄い
    グリシン氷酢酸酢酸ナトリウム、また他の有機酸を併用してグレープフルーツ種子抽出物リゾチームなどが日持ち向上剤が使われる
   日持ち向上剤食品添加物用途名でないので、表示には物質名が記載される

 

結着剤
   結着剤ハムソーセージなどの肉製品蒲鉾ハンペンなどの魚肉練り製品などに使う
   練り合わせたものに、粘性を付与したり保水性をよくしたり、 くっつけるために使う。また魚のすり身に使用すると冷凍変性の防止し、蒲鉾などに使用すると弾性などが増して歯ごたえがよくなる

 

消泡剤
   消泡剤天ぷら豆乳などに微量に添加することで、その発泡抑える効果がある
   は製品の品質の大幅な低下につながる。例えば豆腐などは煮えむら(固さが違う)がおきたり、場合によっては鬆(す・・豆腐の内部に空間が出来る)が出来る
   また揚物食用油消泡剤を使うと油はねがしなくなるだけでなく、揚物に均一に揚げることができる
   シリコーン樹脂消泡剤として利用する

 

グレーズ剤
   グレーズ剤冷凍魚などの体表に、薄い氷の膜を(グレーズま たは氷衣と呼ぶ)付けるときに使う食品添加物
   魚介類凍結直後氷水中にくぐらせ、体表に薄い氷の膜を付ける。この氷の膜によって冷凍焼け(酸化)、冷凍痩せ(重量減少)を防ぐことが出来る。また急激なヒートショック(製品の搬入搬出などの温度変化)に耐えて、加熱解凍後も冷凍以前と変わらないようにする食品添加物である
   使用しても加工助剤となり表示の必要はない

 

抽出溶剤
   抽出溶剤とは、例えば大豆などから油分抽出する時に使うヘキサンなどが相当する
   植物から油分採油する方法には圧搾抽出2種類の方法がある
   なたねとうもろこしなどの油分が多い原料は圧搾して油を搾り出す。まだ油分が残っているのでヘキサンで残った油を抽出する
  大豆米ぬかなどの油分が少ない原料ははじめからヘキサンを使用して油分を抽出する

 

濾過助剤
   濾過助剤は不溶性の微粒子で、ろ過工程で不必要な色素タンパク質などの不純物吸収して、白くしたり清澄な食品にする
   例えば砂糖なら茶褐色の色素を活性炭を通すことによって白くする
  日本酒ビールなどは澱(タンパク質など)である濁りを取るための二酸化ケイ素ろ過材に使用する。濾過剤を使用しても風味を損なうことなく、濾過効率を上げる
   その他にカオリン珪藻土などが使われる