食品50-3   健康に関する用語

食品50-3 環境ホルモン 食品50-3 有害物質
食品50-3 環境汚染物質(かんきょうおせんぶっしつ) 食品50-3 PCB
食品50-3 ポリ塩化ビフェニル 食品50-3 可塑剤(かそざい) 
食品50-3 フタル酸エステル 食品50-3 ダイオキシン
食品50-3 竹塩(たけじお) 食品50-3 有機スズ化合物(
食品50-3 トリブチルスズ 食品50-3 TBT
食品50-3 魚網防汚剤(ぎょもうぼうおざい) 食品50-3 イボニシ
食品50-3 インポセックス    
フタル酸エステル(SUNATEC.)
フタル酸エステル(SUNATEC.)

    「環境ホルモン」は自然環境を汚染する化学物質などのことで、ダイオキシン、スズ、農薬などが相当し、生体ホルモンと同じような作用をする
   甲状腺の異常や生殖器官が小さくなったり、精子の数を減らしたり、免疫機能が低下したりする
    「有害物質」とは狭義では有害ミネラル、放射性物質、環境汚染物質などを言う
    「環境汚染物質」とはダイオキシン、PCB、水銀、カドミウム、洗剤、石油、屎尿などが相当する。大気、河川や海などの水質、土壌などを汚染して私たちに悪影響を与え

    「ポリ塩化ビフェニル」は「PCB」のことである。化学的には安定しており水には溶けにくいが、油などには溶けやすく、耐熱性や電気絶縁性に優れた性質がある。工業製品などに広く使用されたが人体に対して毒性が大変強く、体内に蓄積されやすいために現在は製造も使用も禁止である
    「かそざい(可塑剤)」はプラスチックなどを柔らかくするために使用するフタル酸エステルなどのことで、大変有毒である。離島などで作られている自然塩の多くは、プラッスチックなどのネットを使用している。オーガニックの権威は塩への可塑剤の混入を懸念している

    「ダイオキシン」は物を燃やせば(特に塩素を含む物質)必ず発生するもので、摂取による毒性、発癌性、催奇性などが指摘されている。過去に日本では焼却炉からの大量の発生が問題視されたこともあるが、アメリカ軍がベトナム戦争で使用した枯葉剤には大量にダイオキシンが含まれていた
    「竹塩」は韓国の一部の人に人気がある塩で、天日塩を青竹に入れて釜で高温で焼いた塩。前に不純物の多い天日塩を利用した竹塩にダイオキシンが生じ韓国で問題になったことがあった(数グラム摂取するだけで一日の摂取許容量を超える製品があった)
    「有機スズ化合物」のトリブチルスズ(TBT)は、日本では船底塗料や漁網の防汚剤などに用いられていた
    「トリブチルスズ(TBT)」化合物などは船体に付着して、船の速度を低下させるフジツボやカキ殻を殺す毒薬である。トリブチルスズ(TBT)化合物などによって、世界全体での船舶の運航に必要な燃料費と船体クリーニング費用は約七千億近くも節約されるという
   しかし、1970年代の終りから1980年代のはじめにかけてのヨーロッパで、トリブチルスズによる貝類のメスにオスの生殖器ができる「インポセックス」という現象がおきた。牡蠣の養殖などにも影響をおよぼし、人への影響も懸念された
   海中に網をつけておくと、コケムシ類・ホヤ類・イガイ・藻類などの沢山の生物が付着しはじめる。やがて網目一杯にまで付着するようになり、魚の成長が阻害されたり病気にかかったりしやすくなる
   魚にとって良い環境を維持するためにトリブチルスズなどの「魚網防汚剤(ぎょもうぼうおざい)」を網に塗布する。現在瀬戸内海や東シナ海に生息する「イボニシ」などの貝類にはこの物質によって影響を受けて、雌が雄化した貝類が多数見つかっている

    「イボニシ」は北海道から九州まで広く分布しており、岩礁などに生息してアサリなどを好んで食べる肉食性の貝
    「インポセックス」とはトリブチルスズ(TBT)などの影響を受けて、貝類や蟹類などのメスにオスの生殖器ができる現象