食品1-2 砂糖・オリゴ糖・乳糖など
食品1-2 | サトウキビ | 食品1-2 | 甘蔗(かんしょ) |
食品1-2 | 甜菜(てんさい) | 食品1-2 | ビート |
食品1-2 | 蔗糖(ショ糖) | 食品1-2 | スクロース |
食品1-2 | 砂糖 | 食品1-2 | 粗糖(そとう) |
食品1-2 | 原料糖 | 食品1-2 | 原糖 |
食品1-2 | 廃糖蜜(はいとうみつ) | 食品1-2 | 糖蜜(とうみつ) |
食品1-2 | 結晶缶 | 食品1-2 | 糖液 |
食品1-2 | ファインリカー | 食品1-2 | シード(砂糖) |
食品1-2 | 液糖 | 食品1-2 |

「サトウキビ」はイネ科の多年草で、熱帯や亜熱帯のキューバ、ブラジル、インドなどで栽培されている
砂糖やエチルアルコールの原料で茎の搾り汁を利用とする。和名では「甘蔗(かんしょ)」と呼ぶ
「てんさい(甜菜)」は「ビート」とも呼ぶアカザ科の二年草で、ヨーロッパや北海道の寒冷地で栽培されている。甜菜の根を洗浄後裁断して、温水の中で糖分を抽出する。てんさい(甜菜)から作った砂糖を甜菜糖と言う
「ショ糖(蔗糖)」は「スクロース」とも呼び、砂糖の主成分でぶどう糖と果糖が結び付いたもの
「砂糖」の原料はサトウキビや甜菜である
砂糖の製造法
サトウキビの茎を粉砕(甜菜は根を千切り)
➔ ローラーで圧搾 ➔ 煮詰めて結晶(粗糖が出来る) ➔ 溶解 ➔
脱色・脱臭・精製(透明な「糖液」の「ファインリカー」が出来る)
➔ 糖液とシードを真空結晶缶に入れる ➔ 加熱濃縮 ➔ 結晶が育晶(大きくなる) ➔ 遠心分離器で結晶(砂糖)と糖液に分ける ➔ 残った糖液を結晶缶で加熱濃縮を繰り返す
種類には上白糖(白砂糖)、白双糖、グラニュー糖、三温糖、ザラメなどがある
「そとう(粗糖)」は砂糖原料の「原料糖(原糖)」のことで、サトウキビを絞ってから煮詰めて結晶させ、遠心分離器にかけて出来た茶色っぽいもの
「原料糖(原糖)」は精製度が低いため、そのままでは衛生的にも食用にも使えないために、市販のそとう(粗糖)は原料糖(原糖)を精製したもの
「とうみつ(糖蜜)」はサトウキビを粗糖にするとき(搾り汁から砂糖を取った残りの液)、また粗糖を精製する工程で発生する副産物で、「廃糖蜜」とも呼ぶ
酒類原料用、うま味調味料の原料としてのアミノ酸の原料用、飼料用に使用する。また砂糖などの糖分を含んだ液体(シロップ)も
とうみつ(糖蜜)と呼ぶ。水に砂糖を加えて熱し、粘性を持たせたものも糖蜜と呼ぶこともある
結晶缶とは糖の製造時に使うもので、糖液を加熱濃縮する装置のこと
「糖液」とは粗糖を溶解、脱色・脱臭・精製したもので、透明で「ファインリカー」とも呼ばれている
「シード」とは 結晶の核になるもので、粉砂糖を使う
「液糖」とはファインリカーを更に精製したもので、異性化液糖などを指す場合もある