食品10-3 魚類
食品10-3 | 鯛(たい) | 食品10-3 | 真鯛(まだい) |
食品10-3 | 黄鯛(きだい) | 食品10-3 | レンコダイ |
食品10-3 | レンコ | 食品10-3 | 黒鯛(くろだい) |
食品10-3 | チヌ | 食品10-3 | 小鯛 |
食品10-3 | 目鯛(めだい) | 食品10-3 |
的鯛(まとうだい) |
食品10-3 | 甘鯛(あまだい) | 食品10-3 | アカアマダイ |
食品10-3 | 若狭ぐじ | 食品10-3 | ぐじ |
食品10-3 |
興津鯛 |
食品10-3 | 金目鯛 |
食品10-3 |
キンメ |
食品10-3 |
キンキ |
食品10-3 | キチジ | 食品10-3 | 平金目(ひらきんめ) |
食品10-3 | 平金目鯛(ひらきんめだい) | 食品10-3 | 南洋金目(なんようきんめ) |

「鯛(たい)」はタイ科の総称で一般的には「マダイ」をさす
七福神の一人の恵比寿様が鯛を抱えていることと「おめでたい」の語呂合わせから、結婚式や正月の祝いの席や膳に化粧塩やヒレ塩を施した鯛の塩焼が添えられる
種類としては真鯛(まだい)、黄鯛(きだい)、黒鯛(くろだい)、などがあるが、鯛科以外の金目鯛、甘鯛(あまだい)などには「たい」の名が付いているが、これらを「あやかりたい」族と揶揄されている
鯛は白身の魚で、癖もなく歯ごたえもあるので、刺身、塩焼、煮つけ、汁物などにまた浜焼き、鯛のポワレ、鯛蕪、うしお汁、鯛素麺、ちぬ飯、鯛のあら煮、鯛の兜煮、鯛茶漬けなどに利用する
「真鯛(まだい)」は「鯛(たい)」のことで、日本各地で獲れる
高級魚体は扁平で、全体に赤色で青緑色の小さな斑紋が散っている
90cm~1mの大きさで、美味で特に瀬戸内産の鯛が珍重されるが、値が張るために養殖ものが多く出回っている。体形は天然物よりぽっちゃりしており、日焼けをしているため表面の色が褐色がかっている
「黄鯛(きだい)」とは「連子鯛(れんこだい)」または「レンコ」のことで、真鯛より安価のため祝いの席の塩焼きによく使われている
体色は黄色っぽい朱色で、成魚になると30cm~40cmになる。小鯛の笹漬(小振りのもの)、干物、刺身、酢漬に使う
「黒鯛(くろだい)」は「チヌ」とも呼ばれ、日本から中国にかけて生息している
黒鯛は30cm~40cmの大きさで、体色は灰銀色をしている。旬は夏であるが、刺身、塩焼、鯛のポワレなどに使う
「小鯛」とは福井県小浜市の名物の小鯛の笹漬に使う、若狭湾で獲れた小振りの
黄鯛のこと
「目鯛(めだい)」は日本各地に生息しており、40cm~90cmの長円形の大きさで、身体の割には眼が大きい。刺身、照り焼き、フライ、椀種、煮付けなどにする
「的鯛(まとうだい)」はマトウダイ科の海魚で、本州南部、太平洋に生息する。側編して長卵形の身体をしており、体長は40cm~60cm、体表は暗褐色で中央に弓道の的のような斑紋がある(名前の由来)。刺身、煮つけ、フライにする
「甘鯛(あまだい)」には中部以南から南シナ海の砂泥に生息する高級魚で、40cm~50cmほどの大きさになる
日本でよく獲れるのが「アカアマダイ」で単にアマダイと呼ぶが、地域によって呼び名が変わり、福井県の若狭湾沿岸では「若狭ぐじ」、京料理に使われると「ぐじ」、静岡市の興津の名産で「興津鯛」と呼んでいる
若狭焼、昆布締め、柚庵焼、粕漬、西京焼などにする
「金目鯛(キンメ)」は関東以南の太平洋、インド洋、大西洋の深海に生息しており、日本では伊豆沖、銚子沖などで獲れる
タイ科の魚でなく、体長は40cn~50cn、魚体は赤、目は金色である。年中脂がのっており、刺身、特に煮つけが最高である
「キンキ(きちじ)」はカサゴ科の高級魚で、三陸から北海道にかけての深海に生息する。30cm程の体調で眼は大きく体表は赤く、脂の乗りも良く煮付け、刺身、しゃぶしゃぶに使う
「平金目(ひらきんめ)」は「平金目鯛(ひらきんめだい)」とか「南洋金目(なんようきんめ)」とも呼ばれ、キンメダイ科の魚で金目鯛の代用品として使われる。体長は40cmほどになり、伊豆沖から太平洋にかけて生息している。金目鯛と比べ脂の乗りが悪いが、刺身、煮付け、ムニエルなどに使用する