食品12-4 貝類とその加工品、藻類とその加工品
食品12-4 | 海藻類 | 食品12-4 | 緑藻類(りょくそうるい) |
食品12-4 | 褐藻類(かっそうるい) | 食品12-4 | 紅藻類 |
食品12-4 | 天草(てんぐさ) | 食品12-4 | 一重草(ひとえぐさ) |
食品12-4 | あおさ | 食品12-4 | 青のり |
食品12-4 | すじ青のり | 食品12-4 | 糸青のり |
食品12-4 | トサカノリ | 食品12-4 | オゴ |
食品12-4 | オゴノリ | 食品12-4 | ヒジキ |
食品12-4 | 干しヒジキ | 食品12-4 |

「海藻類」は当ホームページでは海産の食用に出来る緑藻類、褐藻類、紅藻類などの総称
「緑藻類(りょくそうるい)」は葉緑素をもち光合成をする緑色した藻類でアオサ、アオノリがある
「褐藻類(かっそうるい)」は葉緑素、カロテン等をもち、褐色の大型の藻類で冷水海を好む。コンブ、ワカメなどがある
「紅藻類(こうそうるい)」は葉緑素、カロテンなどを持ち、紅色した藻類。オゴノリ、テングサなどがある
「天草」はところてんや寒天の原料で、温暖な海に生育する紅藻類の海藻
「ひとえぐさ(一重草)」は海産の緑藻で、三重県が約70%以上を養殖生産している
「あおさ」とか「青のり」と呼んで、流通しているのは「ひとえぐさ(一重草)」である
味噌汁の実にしたり、酢・酒・醤油・砂糖・みりんなどの三杯酢で食べたり、炊きこみご飯、おかゆに入れたり、また瓶詰の佃煮などにして食べる
熱風乾燥させたものを粉末にすると、独特な香りと緑色が特徴となり煎餅などに練り込んだり、お好み焼きに使ったりする
「青のり」はあおさや糸青のりなどの乾燥粉末のことで、お好み焼、たこ焼などのトッピングに使う
「糸青のり」は川で採れる海苔で、「すじ青のり」とも呼んでいる。四国の吉野川や四万十川などの河口で多く獲れ、乾燥させて粉末にして「青のり」として使用する
煎餅、おかきに練り込んだり、おはぎ、こんにゃく、お好み焼き、たこ焼きなどに使用する。また千葉県や静岡県などの一部では雑煮の上に大量に振りかける
「トサカノリ」は本州の太平洋沿岸中・南部、瀬戸内海、九州西岸におおく分布しており。海藻の高さ20cm~30cm、幅2cm~5cm、紅色だが、熱湯に浸せば緑色これを水にさらせば白色になる
刺身のつま、サラダ、酢の物に使用する
「オゴノリ」は「オゴ」とも呼ばれ、日本各地に分布する。紅藻類の仲間で高さ20cm~30cm、太さ2mmで髪の毛状で、刺身のつまや寒天の原料となる。オゴノリを食べて嘔吐、下痢、血圧低下によって死亡事故が起こり、石灰処理したものが販売されている
「ヒジキ」は褐藻類のホンダワラ科の海藻で、日本をはじめ中国、朝鮮などの東アジアなどに分布している。外洋に面した波の荒い岩場に生えており、高さ50cm~100cm、太さ3cmほどで茶褐色である
食用には黒色の干しひじきを使うが、水に戻してからひじきの五目煮、ひじきご飯にする
ヒジキにはカルシウム、鉄分、カリウムが豊富に含まれているが、有害な砒素も含まれているため、カナダやイギリスなどでは摂取を控えるように勧告している
「干しヒジキ」は刈り取ったひじきを天日で干す。それを水洗いして蒸し、そして乾燥したもの