食品22-8 洋食の料理
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タルタル |

「ソルトビーフ」は脂身の少ない牛肉の塊を、塩漬けして熟成させる
そして低温で何種類の調味料やハーブなどを用いてゆっくりと茹でたり、煮たりしてから軽くローストしたもの
イギリスでは大変ポピュラーのもので、サンドイッチや(パンの中には厚切りのソルトビーフが数枚はさんである)セルフレストランのメインディッシュなどに(大きな塊を数枚切ってくれる)使う
ソルトビーフは脂身を取り除いた赤身の部分で作られており、脂身が苦手の人も美味しく食べることが出来る
また時間をかけてあるために肉が大変柔らかく、ナイフなくしても手や歯で簡単にちぎれる(お年寄りも可、たまに筋がありその部分は固い)
「ローストビーフ」はイギリスの伝統的な肉料理で、牛肉の赤身の大きな塊をオーブンで焼いた料理で、肉の中心部まで火が通っている
食べるときにはグレイビーソースをかけ、すったホースラディッシュを好みの量をローストビーフに塗って食べる
付け合わせにはヨークシャープディング、ローストポテトとキャベツが普通である。サンドイッチの具材としてもよく使われる
「ビーフステーキ」は「ビフテキ」とも単に「ステーキ」呼び、上質な牛肉を厚く切り、それに胡椒そして塩を振る(肉の臭み抜きや味付け)
鉄板を熱くした上に牛脂(ヘット)をのせて溶かして、にんにくのスライスをカリカリになる寸前になるまで炒め、その上にさきほどの肉を載せて焼く(好みにより肉の周囲の脂を切り取る)
肉汁が出る寸前に裏返してさらに焼く。ラストにワインかブランデーをかければ出来上がる(香りづけや肉を軟らかくするために)
食べるときは醤油、グレイビーソース、ぽん酢などをベースに、すったりんごや玉ねぎ、ワイン、マスタード、レモン、バター、ガーリックオイルなどを加えたものか、塩(柚子、胡椒など)でたべる(炭
火を使った網で焼くステーキも多い)
付け合わせとしてフライドポテト、ローストポテト、人参のグラッセ、温野菜などがある
「和風ステーキ」の焼き方は「ビーフステーキ」と変わらないが、ステーキに使うソースが全く違う。醤油やぽん酢などをベースに大根おろし、わさび、青紫蘇、にんにくペーストやりんごや玉ねぎなどを混ぜたもので食べる
「ビーフシチュ-」は塩、胡椒した牛肉のすね肉やばら肉と玉葱、人参、セロリ、じゃがいも、にんにくをバターで炒め、トマトピューレ、ドミグラスソース、スープストック、赤ワイン(シェリー酒)などで煮込んだもの
牛の舌(「タン」)を前述ように煮込んだものを「タンシチュー」
「ビーフジャーキー」は、古くはインディアンの食料であったが、ベトナム戦争の兵士の携行食になり認知度が広まった
牛の赤身(もも肉や肩肉)から脂身や腱を取り除き、筋肉繊維に沿って3mmほどの厚さに切る。そして調味液(砂糖、塩、胡椒など)に浸け、数時間乾燥させて燻製したもの
最近のものは、赤身の肉を前述のように処理して凍結させる。それを3mm程度の厚さに切り、調味液に半日浸けた後、乾燥そして燻製する方法もある
「タルタルステーキ」は新鮮で上質の赤身の柔らかい生の牛肉(馬肉)を、細かく切り刻み、それに塩、胡椒、バター(オリーブオイル)などを混ぜながらたたいたもの
大抵はそれを円形状にして真中に凹みを開け、新鮮な卵の卵黄を乗せる。その周りをピクルス、オリーブ、玉ねぎ、パセリ、にんにくの微塵切りしたものでアレンジする(これがタルタルソースの原形と言われている)
「タルタル」とは白身魚、牛肉などを生のまま細かく切って、クリームチーズやドレッシングなどのソースと和えたもの(微塵切りしたアボガド、茹で卵なども加えることがある)、またはタルタルソースのこと
「ビーフストロガノフr」はフランス人のコックが考案したロシア料理
薄切りにした牛肉、玉葱、トマト、マッシュルームなどをバターで炒め、スープとスメタナ(ロシアのサワークリーム)で煮込む。煮込むことにより酸味が消えてまろやかな味になる