食品31-11 塩の種類、製造方法
食品31-11 | 苦汁(にがり) | 食品31-11 | 膜法濃縮苦汁 |
食品31-11 | イオン交換膜苦汁 | 食品31-11 | 蒸発法苦汁 |
食品31-11 | 塩田苦汁 | 食品31-11 | 釜茹苦汁 |
食品31-11 | にがり水 | 食品31-11 | にがり水塩 |

「にがり(苦汁)」は製塩したあとに残る液で、塩化マグネシウムが主成分である(他の成分として硫酸マグネシウム、塩化カリウム、また塩化カルシウム)
にがりの中には海の汚れが残存するものもあり、危険な製品もあると指摘する学者もいる
にがりを選ぶ基準は産地に注意して無色透明なにがりを選ぶか、安全性が優れたイオン交換膜にがりを選ぶかである
「膜法濃縮苦汁」としてイオン交換膜や逆浸透膜(RO膜)を利用したにがりがある
「イオン交換膜苦汁」はイオン交換膜で海水を濃縮して釜で煮詰めたときに出来るにがり
無色透明で、硫酸イオンが少ないので苦味が少なく、安全性に一番すぐれている
「蒸発法苦汁」には塩田苦汁と釜茹苦汁がある
「塩田苦汁」は天日塩田で塩を採塩したあとのにがりである
「釜茹苦汁」は日本の離島などで行われており、ネット式や枝条架式などで海水を濃縮したあと釜で煮詰めるときに出来るにがり
にがり(苦汁)は海水から塩を取り除いた残りの液で、それを水で薄めたものが「にがり水」である。中には海水を薄めただけのにがり水、「にがり水塩」があった