食品44-3 食品関連用語1
食品44-3 | 冷凍焼け | 食品44-3 | 冷凍痩せ |
食品44-3 | ヒートショック | 食品44-3 | 冷凍変性 |
食品44-3 | ドリップ | 食品44-3 | グレース |
食品44-3 | ブルーム | 食品44-3 | ファットブルーム現象 |
食品44-3 | ブルーム現象 | 食品44-3 | ブルーミング |

「冷凍焼け」とは冷凍した食肉などの細胞から水分が蒸発して、空気が入り表面に霜が出来る。そのため目減り(「冷凍痩せ」)
したり、脂質が酸化して褐色に変ったり、たん白が変化したりする
「ヒートショック」とは食品の搬入搬出などの温度変化による、品質低下のこと
「冷凍変性」はドリップや肉の軟化などを言う
「ドリップ」とは肉や魚を細断、加熱、冷蔵、また冷凍解凍時などに流出する肉中や魚肉中の肉汁のこと
「グレース」とは食肉や魚などを冷凍後氷水中にくぐらせ、体表に薄い氷の膜を付けること、またはその氷の膜を付けたもの
凍結貯蔵すると、冷凍焼け、冷凍痩せ、また急激なヒートショックによって品質の劣化するのを防ぐためにする。または料理や菓子にかける砂糖などで作った飴状のもの
「ブルーム」とは、熟したぶどうやキュウリの表面についている白い粉。キュウリから自然に生ずる蝋物質である。ブルームはキュウリなどからの水分の蒸発などを防ぐ役割がある
チョコレートなどは高温にさらされると、脂肪分などが溶けだして、表面に冷えて固まった白い粉などが出来る。これもブルームと呼ぶ(ブルーム現象)
「ファットブルーム現象(ブルーム現象)」は「ブルーミング」のことで、カレールウやチョコレートなどの菓子にも起きる現象
チョコレートは28℃前後から溶け始めてカカオバター(ココアバター)が表面に浮き出てくる。これが冷えるとチョコレートの表面が鶉卵の殻のような白、黒まだら、または白っぽくなる。このために風味や食感(口溶け)が悪くなる
またカレールウも高温の場所に置くと、カレールウの油脂分が溶けて表面に浮き出し、それが冷えて固まり表面にカビが生えたように見え、風味を損なう
それを防ぐために牛脂豚脂混合油を使用する。このブルーム現象はカビと間違えられて、メーカへのクレームが寄せられる