食品44-7 食品関連用語1
食品44-7 | 全窒素分 | 食品44-7 | 可溶性固形分 |
食品44-7 | 糖度 | 食品44-7 | 無塩可溶性固形分 |
食品44-7 | エキス分 | 食品44-7 | アルコール分(醤油) |
食品44-7 | 乳固形分 | 食品44-7 | 乳脂肪分 |
食品44-7 | 無脂乳固形分 | 食品44-7 |

「全窒素分」とは醤油の旨味を表すもので、全窒素分が多い程旨い醤油と言える(%で表される)
これは醤油の旨味はアミノ酸で、グルタミン酸をはじめいろいろなアミノ酸が醤油には生じている
アミノ酸には必ず窒素分を含んでいるのでその合計量を「全窒素分」と言う
「可溶性固形分」とは糖分、アミノ酸、有機酸など水に溶けるすべての物質を意味する
農産物の可溶性固形分のほとんどが糖分で占めるので、ジャムなどでは「糖度」を意味する(%で表される)
「無塩可溶性固形分」は醤油、ソース、トマトジュースなどに溶け込んでいる可溶性固形物(甘味の糖分、旨味のアミノ酸、酸味の有機酸など成分)のうち、食塩以外の糖分、アミノ酸、有機酸の成分の多少を示す数値(%で表される)トマトジュースなどでは濃度を表す
「エキス分」は酒類においてよく使われる言葉で、酒を加熱しても、蒸発しなかった成分のこと。醤油などで使うときは「無塩可溶性固形分」のことである
「アルコール分(醤油)」は醤油の発酵によって自然に生じる物で、醤油の香にも大きく影響する。生じた量により熟成が十分に行われているかどうかがわかる。そしてカビなどを防ぐ効果もある
しかし火入れするとアルコール分は揮発してしまうため、減塩醤油などには保存のためにアルコール分が添加されることがある
「乳固形分」は乳脂肪分+無脂乳固形分である
「乳脂肪分」は乳、特に牛乳に含まれている脂肪分のことだが、牛乳などに含まれている割合を意味することもある
「無脂乳固形分」は乳、特に牛乳に含まれている、たん白質、炭水化物(乳糖)、ミネラル(カルシウムなど)、ビタミンなどを無脂乳固形分と言い、牛乳などに含まれている割合を意味することもある。または牛乳の水分と脂肪分を除いた残りの成分