食品49-7 塩の用語など

食品49-7 日本自然塩普及会 食品49-7 日本食用塩研究会 
食品49-7 ラングレ師 食品49-7 良質の塩
食品49-7 自然塩信仰  食品49-7 自然塩運動 
食品49-7 リンゲル液 食品49-7 生理食塩水
食品49-7 血漿(けっしょう) 食品49-7 自然塩本
食品49-7 にがり本 食品49-7 アガリクス本 
食品49-7 ヒメマッタケ 食品49-7  
                          リンゲル液(by Otsuka Pharmaceutical)
リンゲル液(by Otsuka Pharmaceutical)

    「日本自然塩普及会」は松山在住の人たちが作った自然塩運動グループである。大変過激な組織であったが、自然塩普及の役目が終わったとして解散した
    「日本食用塩研究会」は大島会員制の塩製造販売をしていた団体である。専売では海水直接汲み上げ製塩したり、塩田を作って製塩することは許されていなかった
    しかし自家消費用なら、1人当たり年15トンまで作ってもよいという例外規定があるため、会員制日本食用塩研究会を作り塩を配布していた。食塩批判急成長した団体である

    ベルギー人の「ラングレ師」は、自然塩健康法の権威として有名である。彼は自然塩を「塩化ナトリウム分90%以下加熱工程を含んでいない」と定義しており、日本販売されているでこの定義適合するものはほとんどない
    「良質な塩」の本当の意味は、安全で安心して使えることで、危険な有害ミネラル環境汚染物質、石油有機スズ化合物、洗剤、農薬が入っていないをいう。この定義ならイオン交換膜塩再製天日塩、一部の輸入塩などが当てはまる
    「自然塩信仰」とは「自然塩には大量のミネラルが含まれているので、摂取すると血圧を下げたりするが、ミネラル欠落した食塩を摂取すると生活習慣病の原因になる」の考え方。その運動を「自然塩運動」と呼ぶ

    「リンゲル液」は下痢、嘔吐による脱水状態、また手術などの大量出血などに用いる。生理食塩水カリウムカルシウムさらにぶどう糖などをを加えたもの
    「生理食塩水」とは人の血液・組織液浸透圧の等しい食塩水で、蒸留水塩化ナトリウムを加えたもの
    「血漿」とは血液から赤血球。白血球、血小板を除いたもの。主成分は水分、血漿たん白質、無機塩類(ナトリウム塩素カリウムカルシウムマグネシウムなどイオンの形で存在)

    「自然塩本」の著者は学者(特定な自然塩団体に属している著名元大学教授もいる)、町医者ジャーナリスト自然塩製造業者などである。本の内容は食塩批判、そして自然塩摂取しただけで生活習慣病治癒した例などが目白押しで、科学的根拠に乏しい本がほとんどである
    にがりだけについて書かれた「にがり本」はほとんどなく、自然塩後半にがり効能商品写真などを載せた本が多くある
    ガンを抑える効果があるとアガリクス(ブラジル原産キノコで、ヒメマツタケとも呼ばれ、癌を防ぐ効果があると言われている)は信じられているが、大変高価だし効果に少なからず疑問を持つ人が多くいる
    アガリクス販売業者は買うことを躊躇している人たちの背中を押すために、高名医学者の肩書きを利用した「アガリクス本」を多数出版していた
    数年前に「アガリクス効果を謳う体験記を書いたライターと、その本を監修した大学の名誉教授、そして出版社の編集者たちが逮捕された
    この本の内容がこのライターの創作すなわち、ウソだらけのガン治癒事例を本に載せていたからである

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