食品34-3  塩の種類・塩の製造方法

食品34-3 イオン交換膜 食品34-3 イオン交換膜塩
食品34-3 イオン交換膜製塩 食品34-3 イオン交換膜製塩法
食品34-3 天日塩(てんぴえん) 食品34-3 塩田(えんでん)
食品34-3 天日(てんぴ) 食品34-3 天日塩田(てんぴえんでん)
食品34-3 天日(塩田) 食品34-3 再製天日塩(さいせいてんぴえん)
食品34-3 再製加工塩(さいせいかこうえん) 食品34-3 天日塩再製せんごう塩
食品34-3 洗滌塩(せんできえん)    
イオン交換膜製塩法(tonton)
イオン交換膜製塩法(tonton)

    「イオン交換膜」は乳児用の粉ミルク、ビールの水、減塩醤油などに使われている、安全で有益な膜である。海水中や私たちの身体中などでにおいて、ミネラルはイオンの形で存在しているので、製塩の場合は、海水のイオンを移動させて濃い塩水を作っている(水の流れと同じ物理作用)
   有益なミネラルなどはイオン交換膜を簡単に通る事が出来るが、有害なミネラル、環境汚染物質のPCBやダイオキシン、農薬そして洗剤や屎尿などはこの膜を通ることが出来ない。即ち重金属、環境汚染物質などを除去できる優れた膜である
    「イオン交換膜製塩(イオン交換膜塩)」はイオン交換膜を利用した塩のことで、この製塩方法をイオン交換膜製塩法という。イオン交換膜で出来た濃い塩水(鹹水)を、蒸気を何回も利用できる真空式蒸発缶釜(立釜)を利用して塩を析出させる(濃い塩水から塩を作ること)
    そしてサラサラさせるために遠心分離機でにがり分などを調整してから、さらに乾燥させる(化学反応の過程は一切ない)。代表的な塩として食塩、瀬戸のほんじお、業務用の並塩などがある

    「天日塩」はオーストラリア、メキシコなどの塩田に海水を引き込んで、天日(太陽)と風の力で海水を蒸発させたもの。主に工業用途に使われるが、食用にするためには衛生上、健康上大変不安があるために、大抵は洗浄、溶解、加熱する。洗浄を繰り返すしたり溶解するためににがり分は0.2%程度になる。日本では雨が多いために天日塩は出来ない
    「塩田」とは天日(太陽)や風などの自然の力だけで、海水から塩を取るための砂や粘土などで造った場所(施設)。オーストラリア、メキシコ、南ヨーロッパの塩田は「天日塩田」と呼ぶこともあるが、日本の沖縄、愛媛、石川などにあった塩田は天日塩田とは呼ばない
  なお外国では塩田で海水から塩を直接作っているが、天候の関係上日本の塩田では濃い海水(鹹水)しか作れなかった
   食用塩公正取引協議会の用語解説では「天日(塩田)」は広大な地盤の上に海水を導き天日、風力を利用して蒸発させ塩の結晶を得る方法」、日本では行われてなく、製品は「通常天日塩と呼ぶ」とある
    「再製天日塩」すなわち「再製加工塩」は輸入した天日塩を海水で溶解・精製し、それを立釜などで煮詰め直した塩である。中にはにがりなどを加えて調整した塩もある
   赤穂の天塩、伯方の塩、沖縄の塩シママース、あらしおなどある。塩の業界では「天日塩再製せんごう塩」と呼ぶが、このホームページでは判り易い「再製天日塩」を使う
    「洗滌塩(せんできえん)」は原塩(天日塩)の表面を鹹水(かんすい)で洗って汚れを落とし、脱水して乾燥する。そして金属探知機などで金属などの異物を取り除いて適当な大きさに砕いたもの