食品34-7  塩の種類・塩の製造方法

食品34-7 噴霧製塩(ふんむせいえん) 食品34-7 噴霧乾燥(ふんむかんそう)
食品34-7 加熱ドラム(かねつドラム) 食品34-7 藻塩(もしお)
食品34-7 藻塩焼き(もしおやき) 食品34-7 藻塩焼き神事(もしおやきしんじ)
食品34-7 浸漬(しんせき) 食品34-7 ホンダワラ
食品34-7 アマモ 食品34-7 藻塩草(もしおぐさ)
藻塩焼き神事(Okama)
藻塩焼き神事(Okama)

    「噴霧製塩」には「噴霧乾燥」と「加熱ドラム」による方法がある。これらは他の製法と比べてミネラル分が大変多く含まれている。しかし海水の汚れがすべて塩の中に移行する恐れもある
   塩の噴霧乾燥は温風をあてながら、スプレ-(噴霧器)などで海水を霧状にしてネットなどに吹き付ける製塩方法
   にがり分が大変多く含まれる。気になる点は海水にあまり含まれないミネラルが大量に含有している点である。その原因は製塩機器からの溶出かそれとも沖縄の海水の汚れかわからない
    「加熱ドラム」は熱したドラムに海水を吹き付ける製塩方法である。にがり分が多く含まれるが、海水の汚れがすべて塩の中に移行する恐れもある

    「もしお(藻塩)焼」とは古来の製塩方法の一つで、海藻の「ホンダワラ」や「アマモ」などを積み重ね、海水をかけてやる。海藻に塩分が附着するので、それを焼いて水に溶かし、その上澄み液を煮詰める方法。または前述の塩が付着した海藻に、上から海水を注いで出来た濃い塩水を煮詰める方法。それらの方法で出来た塩を「藻塩」と言う
    「藻塩」の中にはヒ素が多く含まれる製品もあるので注意が必要である。藻塩焼き神事とは、宮城県塩竃市にある鹽竈神社の末社・御釜神社において、毎年七月四日から六日にかけて行われる神事
    「しんせき(浸漬)」は濃い海水に海藻のあらめ、ホンダワラなどを(海藻灰を使うこともある)を浸して海藻エキスを抽出してから塩にしたもの。「藻塩」と名付けて販売している物もある。 食用塩公正取引協議会の用語解説では「しんせき(浸漬)」とは「海藻を海水または濃縮された海水(鹹水)などに浸して海藻成分を海水に溶かし出す操作」とある

    「ホンダワラ」は温暖な日本地域の沿岸に生育する海藻で、昔は藻塩を作るときや正月飾りや肥料として用いた
    「アマモ」は海底の砂泥に地下茎を伸ばして生育し、茎や芽は甘く食用に出来る。遠浅の海底に群生し、貝や幼魚の産卵場所として生息場所となっている。また積み重ねて海水を注いで乾燥して焼いたので「藻塩草」の名がある