食品35-7   塩のミネラル

食品35-7 有害ミネラル        
食品35-7 水銀(すいぎん)
食品35-7 Hg 食品35-7 メチル水銀
食品35-7 メチル水銀中毒 食品35-7 水俣病(みなまたびょう)
食品35-7 第二水俣病(だいにみなまたびょう) 食品35-7 生物濃縮
食品35-7 カドミウム 食品35-7 Cd
食品35-7 イタイイタイ病    

 

水俣病(Kumamotonichinichi)
水俣病(Kumamotonichinichi)

    「有害ミネラル」は身体に取り込まれると、排出されにくく無害になることは決してない。このようなミネラルを有害ミネラルと言う。代表的なものにカドミウム、水銀、ヒ素、銅、鉛、クロム、亜鉛などがある
   しかしこの中に我々生活する上に必要な物質としてまた微量だけ必要なミネラルもあるが、塩からは絶対摂取したくないミネラルである

    「水銀」は元素記号Hgで表される、有害ミネラルである。しかし秦始皇帝は不老長寿薬として飲んで、命を縮めた説がある。また彼の巨大な墓所の地下宮殿には空や海や山が作られており、その水や海水は水銀が使われていた
    「メチル水銀」は水銀のメチル化物で、小麦などの殺菌剤として利用されていた。固体だが気化しやすく,また水に溶けにくいが脂肪には溶けるために蓄積され易い
   そのため食物連鎖ピラミッドの下部にある小魚などに蓄積され、それを餌としている魚に生物濃縮されて蓄積され、それを食べる人や鳥、動物などに大きな影響を与えている。猛毒で中枢神経を冒し、水俣病の原因となった

    「生物濃縮」とは食物連鎖によって、生物の体内に特定の物質(ダイオキシンなどの環境汚染物質や重金属)が環境より高濃度に体内に蓄積されること言う。それらは分解されにくく、排出されにくく、食物連鎖により濃縮され、特に連鎖の頂点いる人間は大きなダメージを受ける可能性がある

    「イタイイタイ病」は富山県の神通川で起きた日本四大公害病の一つで、「カドミウム」(元素記号Cd)摂取が原因である
   2003年度の日本調理科学会誌には沖縄で作られた塩製品の中にカドミウムを0.44mg/kg(CODEX規格では0.5mg/kg)も含有する製品があった。この塩メーカーの工場のある沖縄では亜鉛の産出は報告されていないし(亜鉛生産とともに産出)、カドミウムを使ったりする施設も、また産業廃棄物の処理施設もない。もちろん製塩装置にはカドミウムなどは使われていないので、沖縄の海水の汚れが原因かもしれない
   三井金属鉱業神岡鉱業所は亜鉛鉱を採掘していたが、産出に伴ってカドミウムが少量産出された。この鉱排水を神通川に長期間に渡って垂れ流したために、下流域の米、野菜、飲料水が高濃度にカドミウムに汚染された
   永年に渡ってこれらを摂取したことによって、イタイイタイ病が発病した。ある日突然全身に激痛が走り「イタイ!イタイ!」と叫んだためにイタイイタイ病と名前がついた。僅かな刺激で骨折が起こり、腎障害から骨軟化症や骨粗鬆症が認められる病気