Ⅰ塩の製法と種類 1 藻塩焼き

*図をクリックすると拡大します
*図をクリックすると拡大します

   人は塩を毎日最低限摂取しなければ生きてはいけません 
   原始時代は狩猟生活でしたので、獲った獲物の内臓や血液に含まれている塩分摂取だけで充分でした。しかし農耕生活が始まると、主食の米や他の農産物中心の食事となります。米などはカリウムを多く含んでいますが、ナトリウム分はほとんど含まれていないために、生理的に塩分が必要となっていきました

   縄文時代には、海水を土器に入れて煮詰める製塩がはじまりました。土器の品質がよくないために、製塩途中で土器が割れる事もよくあったようです。また燃料が大量に必要でしたし、たとえ塩が出来たとしても劣悪の塩しか出来ませんでした

    奈良時代になると藻塩焼による製塩が始まります。海水のついたホンダワラアマモなどの海藻を天日と風の力で乾燥させます。その上から海水をかけて海藻の表面の塩を洗い落として濃い塩水(鹹水)を得て、それを石釜で煮詰ます

藻塩焼き神事とは、宮城県塩竃市にある鹽竈神社の末社・御釜神社において、毎年七月四日から六日にかけて行われる神事