Ⅰ 塩の製法と種類  2 揚浜式塩田

   揚浜式塩田は、平安時代の終わりから江戸時代にかけて行われた製塩方法です

   当時土木技術が未発達のため、塩田は海岸より高いところにしか作れませんでした。塩田の表面に粘土を敷きつめ、その上に砂を撒きます。そして海岸で桶に海水を汲んで、塩田まで運び散布してやりますが、蒸発を促進させるために砂を攪拌してやります
  散布・攪拌を繰り返し、風と太陽の力で砂を乾燥させるのです。充分塩分が付着した砂を沼井に集め、海水をかけて砂の表面の塩分を洗い落してやると、濃い海水を得ることが出来ます。この濃い海水を鉄釜や石釜に入れ、煮詰めて塩を結晶させるのです 
  現在でも石川県の能登には揚浜式塩田があり、角花家が当時の方法で採塩しています 
 
 沼井・・昭和の頃の沼井はコンクリ-ト製で、塩が付着した石などを集め海水をかけて濃い海水を作るろ過装置で、当時は木の箱