Ⅰ塩の製法と種類 3 入浜式塩田

   室町時代には土木技術が発達して入浜式塩田が各地で始まりました

  まず塩田に砂を敷きつめ、その周囲に溝を掘ってやります。そして潮の干満差を利用して海水を溝に導入してやると、塩田の地盤下に海水が浸みこます。塩田の上から海水を撒いてやると、毛細管現象によって塩田の表面に海水を導くことが出来るわけです
  太陽と風の力で、砂を乾燥させますと塩分が充分に付着します。その砂を沼井に集めて、表面に海水をかけて洗い落とすと、濃い海水を得る事が出来ます。この濃い海水を石釜や鉄釜に入れ、煮詰めて塩を結晶させるのです
   揚浜式塩田から入浜式塩田への転換は、潮汲みなどの重労働から解放されました