Ⅰ塩の製法と種類 4 流下式塩田(枝条架式併設)

   昭和30年頃から製塩方法は流下式塩田へと転換しました
   それまでの揚浜式塩田入浜式塩田では、冬場や夜などに製塩することは不可能なために製塩効率が大変悪かったのです。その悩みを解消したのが流下式塩田でした

   流下式塩田は流下盤と呼ぶ塩田を利用する方法で、海水をポンプで流下盤の上部に汲み上げて、ゆっくりと下部へ流してやります。海水が下部までにくだる間に、天日(太陽)と風の力で水分の一部が蒸発されます。その少し濃くなった海水をポンプで枝条架の上部まで汲み上げ、上から下へとゆっくり流してやります。その間に海水が風の力で濃くなるのです
   流下盤を二回利用したり、枝条架での濃縮を何回か繰り返したりしてやりますと、海水の濃度の五~七倍程度までになるのです  

※クリックすると図が拡大します
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   そしてこの濃い海水を平釜立釜などで煮詰めて塩を析出させます。海水のまま蒸発・濃縮を繰り返すますので、砂を運搬しなくてもよくなり、大幅なコストダウンにもつながったのです
   さてここからは現在の製塩方法を説明しましょう