Ⅰ塩の製法と種類 9 岩塩

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   ここでは岩塩の成り立ちをお話しましょう
   はるか昔海だった場所が、大陸の移動や大きな地震などの地殻変動によって、陸地に塩湖として取り残されました。そして海水が蒸発して塩分が結晶化し、その上に土が堆積したり、また地殻変動したりして、地中深く岩塩層として残ったわけです
   岩塩の採鉱方法には乾式採鉱法溶解採鉱法の二通りあります
   乾式採鉱法は一般の鉱山とほとんど同じ方法で、坑道を掘って岩塩層を採掘する方法です。溶解採鉱法は岩塩層に二本のパイプを入れ、片方に圧力をかけて水を注入して岩塩を溶解します。そしてもう一方のパイプから溶解した濃い塩水を取り出す方法です

   大抵の岩塩は異物などを多く含んでいるので純度が低く、水に溶解して異物を取り除いて精製します。もちろん先ほどの溶解採鉱法での濃い塩水も、異物を取り除いて精製します。そのときにマグネシウムカルシウムなども除去するのです。そして真空式蒸発缶(立釜)などで塩を結晶させ、袋詰めにします
  しかし日本には岩塩層が存在しませんので、全ての岩塩が輸入品です。ヨ-ロッパ産の岩塩は、品質が優れた純粋なものを選んでいますので、そのままミルなどで粉砕して使うことが出来ます
    また朝焼け、紅いバラなどの名前をつけた紅ピンク色の岩塩を良く見かけます。このピンク色は分の酸化によるものですが、大抵はミネラルとして役立つものではありません