Ⅱ図と表で見る塩のミネラル 1塩のミネラル

c 市販の塩に含まれる不溶解分と硫酸カルシウム(石膏)

※クリックすると図が拡大します
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  前述しましたように、100%から乾物基準NaCl純度(%)を引いても、残りの全てがミネラルを含むにがりとは限りません。不溶解分(ホコリ、チリ、砂、泥、微生物の死骸など)や硫酸カルシウム(石膏の事でCaSO4)も含んでいるのです

  この不溶解分の多い塩は間違っても良質な塩とは言いません。不溶解分は塩の製造状態を示す大切な証人だと言われており、0.01%以上含む塩は、塩として失格だと言われているからです
  塩は本来無色透明で光の反射で白く見ます。しかしこの不溶解分の泥、砂、微生物の死骸、重金属、製塩所の作業場のトタンなどの錆、製塩器具の金属の溶出などが含まれますと、塩にその色が反映され、黄色い色、茶色、朱色、薄い黒い色の塩ができます
  不溶解分が含まれる原因は、そのメ-カ-の製塩技術の未熟の現れとか、衛生状態が悪いとか、はたまた塩の原料となる海水に問題があるとか、個々のメ-カ-により原因の違いがあります

  また硫酸カルシウム(CaSO4)は製塩途中に析出するもので、多く含んだ塩は料理をまずくするとも言われています。前述しましたように石膏の形で塩に存在していますので、胃や腸を素通りするだけでカルシウムとして身体には吸収出来ないのです

  塩の色について簡単にまとめてみました
  塩の色・・・・・・・・・塩は無色透明ですが、光の乱反射によって白く見えるのです
  白い色以外の塩は食用に向かないものが多いようです 。本来塩の結晶の周りににがり分などが付着していますが、不純物が塩に含まれていると、その色の影響を大きく受けるのです
  赤色、朱色、ピンクの塩・・海水の汚れ、建物や製塩器具の鉄さび、不適当な酸化鉄を含んだ岩塩層の採掘
   黒色の塩・・・・・・・・・・・・海水の泥などの混入
  黄色や茶色の塩・・・・・・・微生物や粘土や砂などの混入
  農薬、環境汚染物質、重金属、放射能物質などが塩に含まれていても、塩に色が付かない場合が多いようです