Ⅱ図と表で見る塩のミネラル 1塩のミネラル

g 市販の塩のミネラル2(カルシウム)

    消費者団体の多くはいわゆる自然塩輸入塩は、カルシウムがたっぷりと含まれており身体のために大変よいと宣伝していました
   それを確かめる意味で日本調理科学会の「市販食塩の品質Ⅱ」を見てみますと「カルシウム」分はほとんどの製品に含まれています。0.00%表示されているのは「イタリア産の岩塩」「イスラエルの湖塩」そして大手再製天日塩メーカーの焼き塩だけです

   いわゆる自然塩の中には1.15%、1.11%、1.08%と非常に高いカルシウム含有量を示している製品もあります。すべて身体に吸収されるなら、これらの塩を毎日10g摂取しますと115㎎、111㎎、108㎎となり、厚生労働省などが定める所要量600mgの五分の一も摂取できる勘定となります
   しかしミネラルには吸収率なるものがあり、どのような形で塩などに存在しているかが問題になります。いわゆる自然塩 噴霧製塩再製天日塩、輸入塩に含まれているカルシウムは硫酸カルシウム(CaSO4)、すなわち石膏の形で塩に含まれていますので、胃では溶けなく身体には吸収されません
   でも塩化カルシウム(CaCl2)の形で塩に存在していれば、身体に吸収出来ます。鉄分ヘム鉄の形でないと吸収されにくいのと同じことなのです


   塩化カルシウムの形で存在する製品として、食塩を筆頭とするイオン交換膜塩がありますが、含まれる量は微量です
   カルシウムは主要ミネラルの一つで、元素記号Caで小魚、乳製品などにも含まれています。骨格形成・血液凝固・筋肉の収縮やストレスを抑える働きがあり、不足すると骨粗鬆症になります。ここでは硫酸カルシウム(CaSO4)によるカルシウム分は0として、表示計算してあります


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