Ⅱ図と表で見る塩のミネラル 1塩のミネラル

k 塩からミネラルは摂取出来るか2

    前述しましたように塩にはナトリウム塩素カルシウムマグネシウムカリウムなどの主要ミネラル以外に、亜鉛クロムセレンなどの微量ミネラルなども含まれています。また砒素などの有害ミネラルを多く含んだ塩もあり、健康被害が懸念されます
    本来、海水にはⅡ-19のように微量ミネラルなどはほとんど含まれていません。しかし「市販の食塩の品質Ⅱ」の133点の中には、微量ミネラルが多く含んだ塩もあります。この微量ミネラルが多い塩を喜んで買う人もいるようですが、その微量ミネラルの由来が気になるものです。「海水の汚れ」、「製塩器具からの溶出物」を知らずに摂取させられてしまっている塩もあるようです

    さて、ここまで塩のミネラルについて図と表で解説を試みましたが、最後にまとめてみましょう
1・市販の塩の中にはマグネシウムが大量に含まれた塩も数点ありますが、家庭で使用する塩は1.1g~1.2gですので摂取できる量も知れています。また微量ミネラルが大量に摂取できる塩もありますが、海水由来なら何も問題はありませんが・・・
2・塩のミネラル分としては「ナトリウム」「塩素」を摂取するものと考えるべきでしょう。他の「マグネシウム」「カリウム」「カルシウム」などのミネラルは塩から摂取量では当然満たなく、いろいろな食品を食べることによって摂取するものなのです


     このホームページでは
    主要ミネラルはナトリウム(Na)、塩素(Cl)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、リン(P)、硫黄(S) 1日の所要量が100mg以上のもの

    微量ミネラルには鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、銅(Cu),マンガン(Mn)などで、1日の必要な所要量が1mg以上100mg未満のミネラル
    超微量ミネラルにはセリン(Se)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)などで1日の所要量1mg未満のミネラル

 

   下の表はイオン交換膜などの各製法に含まれているクロム、マンガンなど微量ミネラル有害ミネラルなどの最高量、最低量、平均などを調べたものです(市販食塩の品質Ⅱの135点)

※クリックで表が拡大します
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    噴霧製塩いわゆる自然塩などは、市販の食品にはあまり使われていません。それらの塩は「値段が高い」点と、食品に使うには「海水由来でない微量ミネラルなどが大量に含まれている」点などで、食品会社にして見れば、コストが高いだけでなくリスクがありすぎるからです

   皆さんは御存じないでしょうが、TVコマ-シャルなどを流している一流食品会社に原材料を納入するためには、原料規格書(安全・安心などのために設けている)なるハ-ドルをクリア-しなければなりません
    食品会社の多くは独自に厳しい原料規格を設けているのです。この原料規格は細分化されており、亜鉛などの微量ミネラル(金属)や不溶解分が含まれていれば、適合する項目にその数値などを記載しなければなりません。また標準品との色(塩は白い)の違いなどがあれば問われます。項目に記載された数値が所定以上であったり、白色以外の色が記載されていれば、ほとんどの食品会社はその原料(塩)を利用することを躊躇します(日本の大手のポテトチップスメ-カ-は例外で規格が大変甘い)