Ⅲ塩は健康に害があるのか                                                                 1「自然塩」「自然海塩」は血漿などに似ているのか

*図をクリックすると拡大する
*図をクリックすると拡大する

   私たちの多くは塩事業センタ-が販売していた食塩、 精製塩クッキングソルトそして並塩など以外の塩を自然塩とか自然海塩と呼んでいました

   「自然塩や自然海塩は微量ミネラルが豊富である」と言い、「水に溶かせばそれは海そのもので、人の血液や体液と驚くほど似ている」とも信じている人が多くいました
    それを裏付けるかのように自然塩を支持する大学教授、医学者、フ-ドジャ-ナリスト、自然塩業者は「人間は海からやってきた。だから自然塩は海や人の体液の成分に似ている」とか、「私たちの体液は自然塩と同じ成分である」とか、「自然塩は海水そのものだから、血漿などと成分がすべて等しい。けれどもイオン交換膜塩ナトリウム塩素だけなので、血漿などと成分がまるっきり違う」とも述べ、「自然塩は、海水や血漿の成分をはじめ何もかも似ている」と真しやかに放言したものです

   それらは「自然塩を多めに摂取しても血圧は上昇せず、むしろ下降する」と信じる、自然塩信仰も芽生えさせたのです
   それに追い打ちをするように「海水は体液に似ているので、昔はリンゲルの代わりとして戦場や漁村で使っていた」と嘘みたいな話をする医学者もいたのでした
   ところで実際には「自然塩や自然海塩」は「海水や血漿」などに似ているのでしょうか

   表Ⅲを使って真偽を確かめて見ましょう。組成比較を見てみますとにがり分が多い自然塩と海水は大変よく似ています。ですので自然塩は海水と似ていると言えます
   では次に「海水と人体」「海水と血漿の成分比較(バランス比)」を見てみましょう。海水と人体では、人体にはカルシウムが多く含まれていますので、まったく似ていません。また海水は血漿よりマグネシウム量が多く、二桁も違いますので似ていないのです
   自然塩は海水と似ていても、血漿などとは全く似ていないのです
   たとえ私たち生物が海から生まれたとしても、陸に上がり生活するにつれて進化したために 海水」とは違う構成成分比率になったのはないでしょうか
   だから自然塩が海水に似ていても、身体に良い塩とは限らないのです

                                                                                                  2塩の精製は危険か1