Ⅲ塩は健康に害があるのか  3 塩の精製は危険か

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     「砂糖の精製は危険」を考えてみましょう
   消費者団体は「砂糖の精製も身体によくない」、「白砂糖ミネラルが欠落しているので問題がある」とか言い黒砂糖を勧めます

    さて白砂糖、三温糖、黒砂糖の栄養価について「五訂日本食品標準成分表」を調べてみますと、ミネラル含有量については黒砂糖が圧倒的な勝利です。簡単に白砂糖、三温糖、黒砂糖の作り方を簡単に説明しましょう。

    サトウキビの茎を粉砕してローラーで圧搾、それを煮詰めて結晶させたものを粗糖と呼びます。その粗糖を溶解して脱色・脱臭・精製するとファインリカーと呼ばれる透明な糖液が出来上がります。その糖液とシードを結晶缶で加熱濃縮すると結晶が育ち、その結晶を遠心分離器で採り出した物が白砂糖なのです
    この残った糖液をまたシードとともに、結晶缶に入れて加熱濃縮を・・・・・何回か繰り返します。最終段階に残った糖液は、加熱濃縮を繰り返したので焦げた色が自然につき茶色になっています。すなわち三温糖の色はカラメルの色によって着色したものですし、白砂糖よりミネラル分が少しだけ多くなります
    黒砂糖は砂糖の結晶を取り出したものではなく、サトウキビを裁断後ローラを利用して搾汁て石灰を入れて、冷やして固めたものです。黒砂糖も煮詰めるのでカラメルで着色するのでしょう。またカルシウム分が多いのは石灰を添加したためで、昔は珊瑚を焼いた石灰を現在は化学的に作った石灰を使っているようです

   しかし高橋氏は「このカラメルは細菌に対して危険な物質に変わる可能性がある」と指摘しています。さらに「黒砂糖の着色にはカラメル以外の物質があり、ラットにおいて腎臓を弱めたり染色体を攻撃したりする物質が含まれている」とも述べています
   栄養価から見れば黒砂糖、しかし面白くない物質が入っているのが気になりますし、クセがあって使いにくい点もあります
   でももっとも重要なことは砂糖をどれだけ家庭で使用しているかという点です。精糖工業会によりますと私達は毎日一人当たり7gしか、家庭では使用していません

   多くの人は塩と同様に大量に家庭で摂取していると勘違いをしており、またミネラルの効能を過大に評価し過ぎているようです。食事を楽しむためには、料理に応じて砂糖を使い分ければよいのではないでしょうか

   数十年前に塩から始まった、砂糖、白米小麦粉食用油脂などの精製批判、特にを槍玉に挙げて「多くの人が生活習慣病で倒れ、亡くなった」とか、「食塩ミネラルバランスの乱れは、目の前でどうだ、こうだと証明出来なくても、いずれ大なり小なり現れてくると思わねばならないであろう」とも諸先生たちは予言もしていました
   しかし実際は前述したように、女性の平均寿命は世界一を更新し続けていますし、男性の平均寿命も世界の第三位、また健康寿命では世界一なのです。塩、砂糖、白米の精製批判は全くの的外れと言えるのではないでしょうか

                                   Ⅳ塩雑学入門    1塩の味について