Ⅳ 塩雑学入門 5自然塩と化学塩

    「食の安全と安心(Web食の大事典)」は皆さんに食品の正しい情報を発信するホ-ムペ-ジです
   この「自然塩化学塩」での内容は、みなさんがお持ちの塩の常識とは違う点が多々あり、「食塩よりでいい加減な情報」と思われるかもしれません。しかし敢えて正しい情報を発信するために記載させて頂きました(このホ-ムペ-ジは嘘のない情報提供がポリシ-です。5自然塩と化学塩での参考文献は以下の通りです)

減塩の恐怖」 中嶋孝司 蝸牛社
自然塩健康法(いのちを守る塩) 武者宗一郎 講談社
塩 自然塩と化学塩 牛尾盛保 鷹書房
現代病は塩が原因だった 真島真平 泉書房
日本人の健康と塩 平島裕正 三晃書房
現代人を救う 塩 健康革命 高安正勝 幻冬社
塩伝説 知念隆一 ゆうエ-ジェンシ-

a にがりと自然塩信仰

   食塩を批判する学者たちは「専売制のために、日本人はにがり(ミネラル)分の少ない食塩を強制的に摂取させられた。その結果生活習慣病に罹り、多くの人がパタパタと倒れた」と、逆に「自然塩にはにがりが多く含まれており、生活習慣病の予防にまた治癒に効果がある」と自書に記したり、TVや講演会などで啓蒙したものです
   マスコミも同様な自然塩勧奨番組を流しましたし、消費者団体も会員に「にがりの多い塩を健康に良い」を積極的に勧めたものです

   その影響なのでしょう「塩の中のにがりは私たちの身体に良い影響を与える」なる自然塩信仰を多くの人に芽生えさせたのです。しかし生活習慣病を予防する、治癒する」は、塩のにがり効果の買被り過ぎではないでしょうか
    医学博士は彼の著書に「自分の患者ににがりを勧めたら病気が治癒したために、診療所が開店休業になった」とあり、それが事実ならそれに越したことはないのですが・・・・・
   塩の専売制の終焉時には自然塩本にがり本が多数出版されました。ほんとんどの自然塩本の内容はイオン交換膜から作った食塩並塩の批判と、自然塩信仰の啓蒙がほとんどでした
    ある自然塩メ-カ-の社長の著書の後半には、この自然塩の摂取による「高血圧が下がった」「糖尿病が治癒した」「皮膚病や美容にも効果があった」などの生活習慣病が治癒した事例の目白押しで、その裏付けとして世界的に有名な医学者の「この自然塩のミネラル摂取の有効性のデ-タ」なども載せてありました

   病気に罹っている当事者やその家族にとっては、塩を摂取するだけで、病気が治癒したり病状が軽減したり出来るとあれば、躊躇しないで買い求めてしまうでしょう
   もしもこの塩の摂取によって生活習慣病の改善例がはっきりするのなら、WHOそして厚生労働省がこの自然塩を薬として認可して、私たちに摂取を勧めるのではないでしょうか
  同様に以前話題に上がったアガリクスは、癌に効果があると信じられているキノコでしたが、多くの人は癌に対するアガリクスの効果に疑問をもち、また高価なために買うことを躊躇していた方も多かったようです
   彼らの背中を押すために、高名な医学者の肩書きと出鱈目な体験記を利用した本が出版されてもいました。私には自然塩本にがり本のほとんどはアガリクス本の体と同様に思えてなりません