第三章 私の名前は化学塩 323

「現代病は塩が原因だった」(泉書房)で「杉並病などの新公害病、O157、癌、糖尿病、高血圧症などの現代病すなわち生活習慣病、またアトピー、アレルギー、ボケ、喘息、近視などの元凶はJT製の化学塩=塩もどきにある」とすべて食塩に責任があると批判しています
  「海水中の成分を人間が必要としているのに、ナトリウムと塩素が
99.5
% である食塩が家庭や食品の大部分に使われている。そのためナトリムと塩素以外の微量元素の摂取ができないからだ」と断定しています
  この先生の本の論調は大変厳しいもので、食塩を摂取するとミネラルの欠落のために、生活習慣病などに罹ってしまうのではないかと思った一人です
  しかし中には「冗談がきつ い本」と一笑に付す人も多くいますが、それは大変失礼なことだと思いますが・・・・。でも本の端々に御自分のニガリを売りたいという商魂が、見え隠れしているのが御愛嬌です

  大抵の
アンチ食塩
の本の内容は大変過激なものが多く、食塩批判するためにいろいろな角度から攻め立てており、一見の価値があります。真偽はともかく「オー」「え!」と思う内容も多くて、結構楽しむことが出来るのです

  私たちは自然塩のおかげでミネラルが大変身近なものとなりました。でも残念ながらミネラルを見たことも、触ったことも、それ自身を直接食べたこともない物質に多くの人が振り回されているのです
  表3-4はミネラル信仰すなわち自然塩信仰の対象になっている再製天日塩が五点、ネットなど利用塩が二点と、話題性のある噴霧製塩が一点、輸入塩が三点を「家庭での塩の摂取量1.2gでどれだけの主要ミネラルが摂取できるか」を調べた表です

*図をクリックすると拡大する
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これらの塩の中には毎日の摂取量11g摂取すれば、一日の必要量のマグネシウムが摂取出来る製品もあります。しかし私たちは家庭においては僅か1.1g以下の摂取ですので、一日の必要量にはまったく達しません
  まして他の製法の塩などたとえ
11g摂取しても、身体に影響を与えるほどミネラル摂取が出来ないのです。塩からのミネラル摂取は全く期待ができませんので、自然塩信仰はまやかしとも言えそうです


   ギネスが「ミネラル数世界一」と認定した「ぬちマース」の製造者である高安正勝氏は「現代人を救う“塩”健康革命」(幻冬社)なる御本を執筆されました
  「生活習慣病(ガン、心臓病、脳卒中、高血圧、糖尿病)、アレルギーなどの現代病も、免疫力の低下、思考力の低下、少子化なども食塩のミネラル不足が引き起こした」と断定しています
  だから「ミネラルの欠落した危険な生活用塩などは、国民の健康を考えるならば、タバコのように『摂りすぎに注意しましょう』と警告文を書くのが当然の義務である」と御本で皮肉っています

生活用塩・・塩事業センターの塩で食塩、キッチンソルト、精製塩など

   
この「ぬちマース」は噴霧製塩と呼ばれる画期的な製法で塩が作られるために、海水と成分がよく似ており、マグネシウムが大量にまたカリウムも他の製法と比べると多く摂取出来ます
   高安氏は「ぬちマースはカリウムが豊富な上に、それ以外のミネラル類もバランスよく含まれている。よって厚生労働省の目標値の倍(20g) 近く摂取しても、塩化ナトリウムを排出させることが出来ることが動物実験でわかっている」と自著で述べています。動物実験と雖も、高血圧予防のために「食塩摂取を10g以下」を推奨している厚生労働省、そしてWHOも真っ青になる数字と内容とも言えます

  それらの科学的根拠の一部なのでしょうか、世界的にも高名な京都大学院家森幸男名誉教授の「ナトリウムおよびカリウムの排出量
摂取量について」のデーターもこの本に記載されています
  それだけではありません、本の後半には「ぬちマース」を摂取して高血圧、糖尿病が治癒した事例や、また皮膚病、美容にも効果があったなどの事例が目白押しです

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