第二章 塩の作り方を知っていますか 272

   食品会社の真の狙いは「△△の塩」の話題性やコマーシャルなどに便乗して、自社製品が売れることしか念頭に無く、どうやら食品の安全性は二の次のようです。「安全性を疎かにしている」という批判に対して、「自社で検査しているので、塩の安全性には問題がない」と突っぱねる一方で、「△△塩が当社の製品の味に一番あっているから使っている」とも詭弁を言いますが・・・

  これらの食品の大抵は「△△の塩を使って、さらに☆☆が美味しくなった」のキャッチコピーを前面に打ち出している製品も珍しくありません。塩のメーカーや塩種を変えただけで、一般の消費者が感じるほど味が変わるとは、以前はとんでもない味の製品を作っていたのでしょう。きっと腹を空かした豚に与えても、見向きもしない「猫またぎ」ならぬ「豚またぎ」の製品を製造販売していたようです
  でも食べ物は使ってあるいろいろな素材のうまみや調味料などが絡み合って、複雑な味を醸し出すものです。塩を食品に使用してしまえば、塩の種類やメーカーの違いなどが分かるはずがありません。「塩の多い、少ない」のさじ加減の方が、また原料の善し悪しの方が味に大きく影響を与えているはずです。塩を変えただけでは商品の差別化にはならないと思いますが・・

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