第五章 塩も過ぎれば毒になる 521

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またトイレや風呂場などの寒いところで、急に尻を出したり裸になったりするために倒れる例もよくあります
  塩だけを犯人にするには確かな確証がなく、逆にいろいろな反論が出てきたのでしょう
  また人の身体は塩をたくさん摂取しても、腎臓などが中心となって体内の塩量を調整してくれるのです
(ホメオスタシス《恒常性機能》という)


   最近塩の摂取過多がよく問われますが、家庭での摂取量は1.1g前後しかありません。でも外食や加工食品などからはその八~九倍の10g近くも塩を摂取しているのです。要は加工食品、外食、ポテトチップスなどのお菓子などを控えれば自然に塩量を大幅に減らすことが出来るのです
  しかしナトリウムの代わりにカリウムを多くした塩の摂取は前述しましたように注意が必要です

  私達の毎日の食生活を振り返りますと、大変たくさんの塩を摂取しています
  米食が大好きな私は、具たくさんの味噌汁とお漬物があれば、それだけでご飯を食べることが出来ます。また薄味よりも濃い味の煮物や佃煮などが大好きです
  おかげ様で健康診断において、血圧が高いと指摘されたことは今まではありませんでした。
でも最近は加齢のためか、血圧が少しずつ高くなってきました

  私のように塩を多く摂取しても、血圧が上がらないタイプを食塩非感受性タイプといいます。しかし食塩感受性タイプの人、現在腎臓病にかかっている人、脳溢血で倒れたことがある人、心臓が悪いと診断された人などは、塩の摂取を制限すべきです。無視することは死を確実に早めることにもなるからです

 

 基本的には塩を多く摂りすぎない、少な過ぎない、自分に適した塩の量、すなわち自分にあった適塩を摂取して健康に暮らす必要があると思います
  でも医者でもない私が言っても説得力ありませんが・・・

 本来の適塩は、東北大学名誉教授木村修一氏が、『行きすぎた減塩指導に対して疑問に持ち、「食塩」減塩から適塩』として、使われた言葉です 

第二節 自然塩信仰
 自然塩信仰である「化学塩(食塩)は血圧を上昇させるが、自然塩を多めに摂取しても血圧は上昇しなく、むしろ下降する」を信じる人が多くいます
  この 自然塩信仰を広めるために、
NTVTV番組の「「塩の上手な摂り方」などで放映されたビデオがよく利用されていました

  この番組では「血圧などの健康状態に問題がない男女五人を同じ旅館に集めて、朝、昼、晩同じメニューの食事をとってもらった。食事には厚生労働省が勧める倍の
20gの自然塩を毎日使用。一週間後には五人のうち三人は血圧が下がった」という内容です
 わずか一週間のいわゆる自然塩摂取しただけで、塩に含まれているカリウムや微量ミネラルなどが血圧を下げたと番組では断定しています
  すなわち自然塩は高血圧の原因ではなく、むしろ血圧を下げる降圧剤的な効果があると言いたいわけです


   しかしTV局が大々的に放送するのですから、多くの人が納得できるような科学的データーが必要でしょう
  このような少人数で実験するのでなく、最低でも
30
人程で日数も一ヶ月余りかけて、実験を数回繰り返した結果を放送してほしいものです
  このような少人数で、わずか一週間の一回コッキリの実験では偶然性が支配しすぎますし
・・・・

 

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