第五章 塩も過ぎれば毒になる 531

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 これと同じ実験を一年ほど前のフジテレビの「クイズ目からウロコ」でも放送していました
  テレビ局が違っても同じ内容、同じ実験、そして同じ結果です(同じビデオとも言われている)
  また放送された当時の健康番組の多くは
ねつ造も指摘されており、信頼性には乏しい気がしてなりません


   さて表5-1は元ソルト・サイエンスの橋本専務が試算した海水をそのまま塩にした主要ミネラルや微量ミネラルの理論値です
  この理論値より何百倍もの微量ミネラルが含まれた塩が「市販の食塩の品質Ⅱ」の中に多くあります
  数年前までは微量ミネラルの多さを売り物にしていた製品が多くあり、マスコミや雑誌などが「ミネラル豊富な塩」と私たちに紹介していたものです

  女性塩評論家の玉井氏は亜鉛が多く含まれているニガリを取り上げて「このニガリに亜鉛が多く含まれているのは、ニガリを煮詰める装置の防錆に使われている亜鉛の溶出が原因」と指摘しています
  でもニガリだけではありません、塩でもこのような製塩機材からの溶出や不適当な海水使用は珍しくありません・・・・・・


   家庭で使用する塩は食品ですので、衛生的に作られていることが大切なことだと思っています
  また微量ミネラルが怪しげに多くなければ問題ないと思っています。すなわちマグネシウムなどが塩に多く含まれていても、困ることもないし邪魔にもなりません
  ミネラルバランスがどうした、こうしたでなく、またミネラルの欠落がどうだ、こうだでなく、ないより(少ないより)あった方が
(多い方が)よいだろうと思うだけで、その点は食塩より自然塩の方が優れていると思っています

 

第三節 自然塩の骨肉相食む争い

自然塩擁護の学者や自然塩業者が食塩を目の敵にして誹謗するのは、またマスコミやフードジャーナリストが自然塩を賛美して、食塩を化学塩と蔑み批判するのは当たり前のことでした
  しかし販売競争が激化したために「骨肉相食む」の諺ではありませんが、自然塩同士の身内批判合戦も珍しくありません
  そして食の安全が問われるようになると
自然塩の安全性について、何かと注文つける自然塩擁護派の学者や評論家も多くなりました


  世間では「ニガリが多く含まれている塩は良い塩」とか「精製塩は白いが、自然塩は白くない」と言われています
  しかしこのことについて前述の平島氏は「塩の精製は良くないが、ニガリ分が多いと味が悪く、健康にも良くない。塩は白いのが当たり前である」と言い、泥や重金属を含んだ黒っぽい塩や黄色の塩などを否定しています


 離島などでは塩田タワー(内部はネットや竹などが使われてあるものもある)を使った製塩方法が盛んです
  オーガニック研究会は「これでわかる本物」
(築地書館)の塩編で「海水をもとにして作られた塩を自然海塩と呼ぶが、ネットに化学物質が使われており、それから溶け出る化学物質などの心配がある」と警告を発しています

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