第五章 塩も過ぎれば毒になる 541

 この紅白塩合戦の決着は未だについてないようです
  専売制の終わり頃までは天塩の塩は
中国産のニガリのため赤く染まっていたため、中国の田舎娘みたいに紅の濃い化粧と揶揄されていました
  そして伯方塩業に指摘されたあとは薄化粧になったとも言われています
  その後密かにメキシコ産のニガリに替えたため、塩の色がうっすらと黒い色をしているために、メキシコ娘になったと言われています
(メキシコ産の塩は、薄く黒く着色しているのが特徴だからですが、現在はほとんど白い)

  でも伯方塩業株式会社は何故このような行動にでたのでしょうか
  伯方塩業株式会社は「食べ物に秘密があってはいけないので、消費者に正しい判断をするための資料を公開しているだけだ」と主張しています


第四節 塩は魚に優しい 

1うなぎ
  
ここでは雑談を兼ねて塩と魚のお話をしましょう
  土用の丑の日に「う」のつく物を食べると、暑気あたりしないと昔から言われています
 「う」のつく物なら「うどん」でも「うり」でもよいのですが、うなぎを食べる風習が日本にはあります
 鰻をさばくとき、動いて料理しにくいので目打ち釘で頭をまな板に固定させます。そして包丁を十分にいれても、また内蔵を取られてもまだうなぎは動いています。あの生の強さから、うなぎを食べると夏ばてしないと言われており、土用の丑の日に食べる習慣が出来たようです


   スーパーなどでうなぎを買うときには注意が必要です。なぜなら国産と中国産の二種類が販売されているからです。でも中国産の値段は国産の半値ですので、値段を見れば国産か中国産かが分かります
    中国産うなぎは養殖池が養殖に適していない地域、例えば工場廃水や生活用水が池に流れ込んだり、水質自体に問題があったり、また池の管理の悪さなども指摘されています

  人に対して危険な量の水銀やヒ素が蓄積していたために、回収騒ぎを起こした事もありました
  それだけではありません、鰻の病気予防などに使った抗生物質が日本では禁止になっていたり、高濃度に残留したりしために破棄になったことも度々あります

 

   輸入業者などは日本人技術者や管理者などを派遣して、うなぎや養殖池などの管理を徹底してこのような事態が二度と起きないことを約束しています
  しかし中国人の食に関する考え方や、公害、農薬、抗生物質、環境汚染物資、衛生に関する関心度の低さや、知識の幼稚さやモラルも指摘されており、改善されるまでには長い年月が必用だと思われます
  日本人技術者などは商品
(うなぎ)全体の管理が出来ても、個々の管理は間違っても出来ません。農産物や魚介類などは値段でなく、日本産であることが大切なことだと思っています


   ところで、うなぎと塩はあまり関係がなさそうですが、実は大変深い関係があります
  浜松といえばうなぎ、うなぎといえば浜松を思い出される方が多いようです。しかし現在は
8月の2627日に大提灯祭りが有名な愛知県の一色町が、全国一位の出荷を誇っているうなぎ天国です
  ブランド名としての一色うなぎは確立されていませんが、この付近には産地に恥じない美味しい店が数多くあり、特にうなぎ茶漬けがお奨め出来ます

なぎ弁当・・・新幹線の中のうなぎ弁当は、うなぎが太すぎて美味しく感じません。 もし美味しいうなぎ弁当が食べたいならば、浜松駅の新幹線ホームの売店や三ヶ日インターなどで売っている「自笑亭」のうなぎ弁当が大変美味です。現在は鹿児島と愛知県がうなぎの主産地

日本での養殖うなぎは、ビニルハウスの中に池を作って飼育します。ビニルハウスは温度調整が簡単にでき、いつでもうなぎを出荷できる利点があります
  でも一つの池に大量に飼いますから、様々な病気が発症するのです。昔は病気予防にまた治療に抗生物質を大量に池に投与していました

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